【英語ぺらぺら君中級編(配送版) 】 歴代米国大統領の元通訳が教える英会話
『シャーロック・ホームズの冒険』は評判を呼んだ。しかし、コナン・ドイル本人は歴史小説家としての名声の方をほっしていた。そのため本人以上に有名になってしまった、希代の名探偵を疎ましく思いはじめる。続編を書く気にもならなかった。
とはいえ、人々を熱狂させたシャーロック・ホームズである。誰もが続きを待ち望んでいた。それでもドイルは誘いを断り続け、遂には「1000ポンドの報酬を出すならもう12編のホームズ短編を書いてもいい」という条件を出版社に提示、あきらめさせるために。だが、狙いとは裏腹に出版社はあっさり条件を飲む。ドイルは書かざるを得なかった。そして、せっせと傑作を世に送り出すことになるのだが……。ときどき作品に垣間見える突き放した展開は、ドイルのホームズに対する嫉妬(!?)が作用しているのかもしれない。だが、そこがいい!
シャーロック・ホームズの思い出
The Memoirs of Sherlock Homes(1892)
白銀号事件 Silver Blaze
黄いろい顔 The Yellow Face
株式仲買店員 The Stockbroker’s Clerk
グロリア・スコット号 The ‘Gloria Scott’
マグレーヴ家の儀式 The Musgrave Ritual
ライゲートの大地主 The Reigate Squires
背の曲がった男 The Crooked Man
入院患者 The Resident Patient
ギリシャ語通訳 The Greek Interpreter
海軍条約文書事件 The Naval Treaty
最後の事件 The Final Problem
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